長寿命化時代の公共施設保全について

長寿命化時代の施設保全について

昔から事後保全モデルによる新増改事業優先のスクラップ&ビルドを続けて来た施設の維持保全には、このような問題が山積みです。

  • 既存施設や設備の老朽化劣化問題
  • 耐震・免震、バリアフリーなどの機能(機能)改善問題>
  • 事業実施の法令順守(コンプライアンス)、実施説明(アカウンタビリティ)
  • 税収減による事業予算のひっ迫
  • 組織縮小、再編に伴う担当業務のマンパワー不足
長寿命化事業実施に向けた準備は万全ですか?

老朽化の進んだ施設を今まで通りに事後保全し続けようとすると、都度莫大な費用が発生し、現在の厳しい財務状況から、将来に渡り事後保全に予算を割り当てるだけの従来型意思決定手法や事務手順そのままで、すべての施設を維持、更新することは困難になっているかとは思います。

事後保全を計画保全へと切り替え、必要な対策を適切な時期に効率的に行い、予算の適正な執行目指した「長寿命化を基本コンセプトとした維持修繕事業」への取り組みが必要不可欠です。